「平成 16年福岡市福祉のまちづくり推進大会」において、ひだまりの会は福岡市社会福祉協議会より「ボランティア等功労者」として表彰されました。
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スタッフより特別レポート!


清川輝基講演会「今、子どもの育ちが危ない メディア漬けと子どもの危機」から受けた衝撃をあなたにも伝えたい!


 講師:清川輝基氏プロフィール

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 1964年 東京大学教育学部教育行政学科卒業
 1964年 NHK入局 社会報道番組ディレクター
       東京・福岡で番組制作に従事

 [主な担当番組]
  新日本紀行,NC9,NHK特集
   「警告・子どもの体は蝕まれている」
   「何が子どもを死に追いやるのか」など

 19時ニュース編集責任者,報道局次長などを
 経て、1994年 長野放送局長(長野オリンピッ
 ク放送実施本部兼務)

 〜現 在〜
  NHK放送文化研究所 研究アドバイザー
  NPO法人 子ども劇場全国センター代表理事
  NPO法人 チャイルドライン支援センター代表理事

 【著書】
 「人間になれない子どもたち」

 9月17日(日)に開催された、清川輝基講演会「今、子どもの育ちが危ない メディア漬けと子どもの危機」を聞いてきました。とてもショッキングな内容でした。怖い話ではありますが、だからこそ皆さんにも耳を傾けていただきたいと思って、この場で報告させていただくことにしました。

 清川先生は、メディアと子どもの問題に先駆的に取り組んでこられました。ここでいうメディアとは、テレビ・ビデオ・ゲーム・パソコンなどの電子映像メディアのことです(マンガも含まれます)。

先生は、長時間テレビやビデオを子どもに見せる日本の子育てを「人体実験」とおっしゃいました。なぜなら、子どもをメディアに長時間接触させても安全だということは、いまだかつて証明されたことがないからです。

 メディアの安全性に関する研究は、生きた脳を映像で表現できるようになってからかなり進んできています。脳が活動していないときは暗く、活発に活動しているときは明るく表現された映像をご覧になったことがある方も多いと思います。これによると、文章を書いている脳は全体が活発に活動しています。同じように手と目を使った活動でも、ゲームをしている脳では視覚部以外は全く働いていないことがわかります。実体験と映像体験でも同じ結果が出ます。つまり、実際に蛍を見るときには脳は活発に活動しますが、テレビで蛍を見ても脳は活動しないということです。

 脳は活動することによって発達します。脳の形成過程にある子どもの時期に、長時間メディアに接触していると、脳は十分に発達することができません。そして、ある時期(臨界期)までに発達できなかった脳は、その能力を獲得することが難しいのです。例えば、言葉の臨界期は小学校低学年といわれていますが、それまでに十分な会話の経験を積んでいないと、言葉でのコミュニケーションを上手に取れるようになりません。そして、その後訓練を重ねても上手になることはないのです。

この問題は、近年の青少年の犯罪が、言葉を交わさずにいきなり暴力に訴える傾向があることにも現れています。もっと重要なのは、メディアに接触している間、脳の中でも人間らしい活動をつかさどる前頭前野という部分が全く活動していないことです。ここは感情をコントロールしたり、想像力を発揮したりするところです。メディア漬けで育った子どもは、このような能力を獲得することができないのです。その結果、いわゆる「キレやすい」子どもが育っていくことになります。

 眼の問題もあります。人間の視力は生後発達していきますが、テレビ画面のような平面を見ているだけでは立体視力は育ちません。立体視力が十分でないと距離感がつかめなくなります。IT眼症と呼ばれ、最近ようやく注目されている問題も、長時間のメディア接触によるものです。メディア漬けの生活では体も使う必要がありません。その結果、子どもたちの体力や運動能力は年々低下の一途をたどっています。
長時間のメディア接触は、子どもから経験の機会を奪い、子どもの正常な発達を妨げることが明らかにされつつあります。

 日本ではメディア漬け育児は珍しいことではありません。それには以下のような理由があります。まず、1960年代から徐々に普及していったメディアに囲まれて育った、いわゆるメディア世代が子育てをしていることが挙げられます。彼らにとって、子どもをメディアに触れさせるのは当たり前のことなのです。また、子どもが外で自由に遊べる空間が激減しているのも大きな問題です。さらに、営利目的の企業や政治が、子ども向けビデオやパソコンの普及を促進しており、子どもがメディアにさらされやすい環境を作っています。これらの問題は、正常な発達を妨げられるという形で「すべて子どもたちが引き受ける」ことになってしまいます。責任のある大人として私たちにできることがあれば、積極的に行動していく必要があるとおっしゃっていました。  

(報告者:ひだまりの会、兼城南区子どもプラザスタッフ 福田)




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